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Circular Culture

KINOKO SOCIAL CLUB の店内では、地域のコーヒーショップから回収したコーヒーかすで菌床をつくり、自動で温度・湿度管理ができる製造ボックスでキノコを栽培しています。季節に応じて栽培する品種も少しずつ変わり、キノコが育つ様子が間近に見られます。コーヒーかす菌床から自宅でキノコが栽培できる「Mushroom Grow Kit」の販売や栽培に関するワークショップ、オープンコミュニティも開設。“KINOKO GROWERS”の輪を広げていきます。

Circular
Partners

清澄白河にお店を構えるコーヒーショップと連携しています。

Mushroom
Grow Kit

Mushroom Grow Kit

キノコをお家で育てられる栽培キット(菌床ブロック)です。東京・清澄白河のコーヒー屋さんから出たコーヒーかすとオガクズを主原料に、一つひとつ手づくりしています。菌床ブロックは生きものなのでお家へ持ち帰ったらすぐに栽培を始めましょう。

用意するもの

  • Mushroom Grow Kit(菌床ブロック)
  • 透明のビニール袋(栽培中の保湿用)
  • ハサミとスプーン
  • 冷たい水
  • 防汚用の新聞紙やビニールシート
用意するもの

気をつけること

  • キノコによって発生する時期が違います
    ヒラタケ:10月~3月(日中の気温約23°C~約10°Cの時期)
    タモギタケ:4月~9月(日中の気温約27°C~約16°Cの時期)
  • 直射日光と高温は避けましょう
  • Mushroom Grow Kit やキノコは乾燥に弱いので、風による乾燥に気をつけましょう
  • 毎日観察をして必要に応じて保湿しましょう(水は溜まったままにならない程度)

育てかた

  1. 菌床ブロックの上面から約1〜2cm上で袋を切り捨てます。
    Mushroom Grow Kit
  2. スプーンを使って菌床の表面を深さ1-2cmほどをなるべく平に削ります。(削りかすは捨てる)
    Mushroom Grow Kit
  3. 冷たい水を、削った菌床の表面が全て水に浸るまで袋に水を注ぎます。
    Mushroom Grow Kit
  4. そのまま5時間ほど水に浸した後、水を捨てます。
    Mushroom Grow Kit
  5. 直射日光の当たらない場所に置きます。(理想は適温の範囲で、昼夜で温度差がある場所)ヒラタケ発生適温 10℃~18℃程度/タモギタケ発生適温 16℃~23℃程度
  6. 毎日観察し、必要に応じて霧吹きで保湿します。透明のビニール袋を上から被せて袋の裾を捲り上げ、二酸化炭素が下から逃げるようにしながら湿度を保ちます。キノコは呼吸をしているので新鮮な空気が大切です。数日後に白くホワホワしたものが表面を覆い膜を張ることがありますが、菌糸なので心配ありません。
    Mushroom Grow Kit
  7. 1週間〜3週間ほどで芽づくりが始まります。小さな芽が生えてきたら触らないようにしましょう。
  8. 芽づくりを確認できてからは、特に保湿を心がけてください。
  9. キノコの形に成長したら早めに収穫します。
  10. 収穫したキノコはすぐに冷蔵庫に入れて、新鮮なうちに調理して召し上がってください。

よくある質問

買ってすぐに栽培を始められない場合、どうすればいいの?

なるべくすぐに栽培を始めることが望ましいです。やむを得ず保管する場合は、直射日光を避けてできるだけ涼しい場所で、短期間だけ保管するようにしてください。

家の中のどんな場所に置くのがいいの?

明るい部屋の直射日光を避けた場所で栽培してください。空調の風が当たって乾燥してしてしまうことがあるので、直風が当たらないような場所を選びます。

袋の中ですでにキノコが発生している

栽培を始める前に、上面に発生してしまっているキノコは取り除きます。袋の中で光に当たっていないキノコは白くなっている場合がありますが、品質には問題ありません。

水やりはどのくらいするの?

菌床がしっとりしている状態を保ちます。室内環境により乾燥の具合が異なりますが、過乾燥、過湿にも注意してください。水が溜まった状態が長く続くと菌が呼吸できなくなるので、水のやり過ぎにも気を付けましょう。

キノコが出ない(ヒラタケの場合)

芽が出やすい条件は、10°C~15℃前後の環境です。乾燥した環境では発芽しにくいので、発芽まで日中・夜間共に保湿用ポリ袋の内側に水滴が常に付いているような状態を維持してください。

キノコが小さい

発生個数が多いと、キノコのサイズは小さくなります。水分不足など、キノコの最適環境ではないことも考えられます。

収穫できましたが2回目も発生するの?

1回目の発生でキノコが菌床の栄養を消費しているので、2回目が採れないこともあります。 1回目に比べて収穫量は劣りますが、2回目に挑戦する場合は必ず休養管理(※1)を行います。 休養管理を終えたら、菌床に冷たい水を入れて3時間ほど浸水させてから水を捨て、保湿管理をします。

※1 休養管理とは…
20°C程の直射日光が当たらない場所で2週間程度静置します。 休養期間中も、水が溜まらない程度に霧吹き等で多めに水分を与えます。

できたキノコはどうやって収穫するの?

菌床が壊れないように注意しながら、根元からもぎ取って収穫してください。根元が残ると青カビがつきやすくなります。 また、キノコが芽の状態で成長が止まってしまったものもカビの温床となるのでもぎとります。

菌床ブロックに青カビが付着した

乾きすぎ、湿りすぎ、袋内での蒸れ等により、青力ビが発生する可能性があります。 スプーン等で削って菌床のカビを取り除き、水で洗い流します。白っぽいふわふわしたものが付いている場合は、カビではなくキノコの菌糸ですので、そのままにして問題ありません。

キノコの生長が止まってしまった

過度に乾燥していると、せっかく芽が出ても生長が止まってしまうことがあります。 乾燥してしまった芽はもぎとりましょう。芽が出た後は、なるべく適温環境にて、霧吹き等で十分に保湿を行ってください。

菌床ブロックの廃棄方法は?

菌床はコーヒーかす、オガ粉、キノコの菌でできていますので、崩して腐葉土などと混ぜてポリ袋内で発酵させると良い土壌改良材として使用することもできます。それ以外は、お住まいの地域の廃棄方法に従って処理してください。

お問い合わせ先:
KINOKO SOCIAL CLUB
hatena@kinokosocial.club
東京都江東区三好1-7-14 リトルトーキョー1F